

こんにちは。オーナーの藤原です。
久しぶりの投稿となりました。
3月は年度末や学校の卒業シーズンで何かとイベントが多く、フリヨン宅配ブレッドもとても忙しい日々を送りました。
そして、この時期は人の移動も多い時期で、当店もスタッフのご主人様の会社の転勤辞令が出たりして、またスタッフとのお別れがあったり、出会いがあったりする時期でした。
アルバイトで入っていた学生さんも就職が決まり、フリヨンを去る事になったり、少し寂しい気持ちになる時期でした。
今年はお花見の季節は幸運にも雨が降らず、お花見を企画した方もとても気持ちが良くお花見が楽しめたのではないでしょうか?
ちょうど1年前は店舗の改装があって、全スタッフがパートスタッフという状況から再スタートを切る事になりました。技術のある者が辞めてしまって、残った者たちでの再構築。
あの時を振り返ると、自分の心は不安でいっぱいでした。
店舗改装料と機材の増設や新しいホームページを作ったりする事で再び借り入れをしなくてはならなく、どうなる事だろうと思っていて、お金の不安やスタッフとうまくやっていけるかとか、また新しい事を始めても事業がうまくいくのか分からない不安でとにかくいっぱいでした。
1年経った今、何もかもが大きく変容しました。
何よりも素晴らしい事。それは、スタッフ達がとっても楽しそうに仕事をしている事だと思います。
私も体調が、労働勤務時間が短くなった事と自分のメンテナンスに時間をかける事でかなり改善し、心も体も今はとっても良い状態になりました。
私は常日頃から今の日本の仕事の在り方に対して思うことがあります。
今は戦後の高度成長期とは全く違い、「物が溢れている飽和の状態」なのです。
それを理解した上で事業の在り方を考えなくてはならないと思います。
私自身も一応は結婚していまして、養われている状態なので、本当に仕事がうまく行かなくなったら正直いつ辞めてもいいと思っています。
しかし、それでは何か自分の中では納得が行かなくて、「取り合えず求められる限りは頑張って継続する」という事を選択しました。
求められるとは、お客様にも求められる事であったり、スタッフ達の居場所を作ってあげる事であったり、いろいろあるのかもしれません。
「頑張り方の質」という物が大きく変わりました。
創業7年近くになりますが、6年間は本当に全力疾走で、肩に力入りまくりでしたし、とにかく完璧を求めすぎていたのかもしれません。
自分の中での「ねばならない」を本当にいろいろと手放しました。そして、無理をしなくなりました。
「休むことは悪」とまで思っていた自分が「休んだ方がいい仕事が出来る」と思えるようになりましたし、そうなればスタッフ達も同じように気が楽になると言う事に気づきました。
私が思うに今の平成の子達は、とにかくやる気が無いのでは無くて、仕事の楽しみ方が分からないだけだと思います。
仕事は苦しくて、大変な物。
そういう感覚が昭和の人間には潜在的に染みついているのかもしれません。私も昭和の人間ですから分かるのですが、今は高度成長の時代ではないのだから、頑張って長時間労働で一生懸命やっても結果なんて出はしないのです。
今の子たちはそれに薄々と気が付いているのだと思います。
その中で働く環境と言うのはとても大事では無いでしょうか?
働く仲間を思いやる気持ち
仲間を尊重する気持ち
仲間の幸せを喜べる気持ち
とにかく優しい気持ちを持つことが大事だと思います!!!
売り上げを上げなくてはならない
他社に勝たなくてはならない
競争心は非常に男性的で必要ではあるのかもしれませんが、女性的な優しい気持ちを持った事業の在り方も今の時代は大事だと思います。
楽しく、心優しく。それを踏まえた上での経営です。
ケーキは時々スタッフにふるまうご褒美ケーキです!他社の物ですが、やっぱり仕事が終わった後の甘いものは最高ですね!