

ここ何か月前からか、実は学んでいる事がある。
ある、ヒーリングメソッドを学んでいる。
40代にもなると、人生でそこそこの事を経験して来ている。概ね私の場合は、事業をしてからが挑戦と失敗の繰り返しで、本当に穴があったら入りたいくらいの事ばかりだ。
経験は、人生の中での最高の宝。
それが、あって今の自分がいる。失敗はしたくないけれど、今までやってきた事を否定する事は一つも無い。
むしろ、「これでいい」といつも思っている。
失敗の中で大きな学びがまたある。
自分の中で一番大事な価値観が何なのかが見えてきた。
これは、経験をして行かないと分からない事だけど、大事な事って今の私には「心の豊かさ」かなという心境に至った。
では、心が豊かな状況っていったい何?って考えた時、①まずは肉体が元気であること②そして周りの人に常に優しくなれるような心のゆとり(自分のゆとり)を持つこと③そして人の役に立つことかなって思う。
お金はあったに越したことは無いけど、まあ困らない程度でいいかなと思う。
日本は、戦後大きな発展を遂げて、先進国になった。
私は実質の日本の貧しさという物を体験していないけれど、「物があること」「お金がある事」それが本当の豊かさだとは思っていない。
今の日本は便利で世界一暮らしやすい国かもしれないけど、何と言い表したらいいのか、心の豊かさという面では戦後より戦前の方が勝っているような気がする。
心の豊かさ、肉体の元気、経済。全部をバランスよく手に入れる事が大事なのではないでしょうか?
働き過ぎて健康を崩したり、忙しすぎて周りの人に優しくなれなかったり、自分の心の豊かさにスポットを当てる時間が現代人には無いような気がする。
自分の心の豊かさとは未熟な物ではなく、それも成熟した物で無ければならないと思う。
若い時は、自分の好きなことをしている時、相手の気持ちを考えず、ただわがまま奔放を通す事が「時間的な自分のゆとりであり、豊かな事」と思っていたけど、それは大いに違うという事が分かった。
相手、周りあっての自分だから。
自分の事も大事にしつつ、周りも大事に出来るそのバランス、調和こそが心の豊かさだと思う。
全て100%の周りの人の要望は叶えられないけど、それでいいと思う。
無理をして健康も崩し、心にゆとりがないといろいろな意味での大けがをするから。
少しづつ自分の器を広げていけばいい。
お客様から思えば「なんか融通の利かないお店」と思う方もいらっしゃるかもしれないけど、自分がここまで。働くスタッフがここまでなら出来るという所を今やっている。
利益、利益、利益。そればかりを追求して行くと、また私にとってはろくな事が無いから。
のんびり、焦らず、楽しくかな。
休息をとる事、ひと呼吸置くこと、立ち止まる事。
一見非常に無駄だと思える事だった。過去の私にとっては。
でも、全部壊れたから、結局は休息、ひと呼吸、立ち止まる。それをやっていた方が良かったような気がする。
今の時期は、歓送迎会や学校の行事でとても忙しい時期ですが、自分のケアもしつつ、どうしたらもっとお客様が喜ぶか考えています。
学校の行事で、予算内でパーティープレートを作って欲しい。
幼稚園の卒園式のイベントで子供たちの為にスペシャルなランチボックスを作って欲しい。
今は、自分の精神にゆとりがあるので、「ご要望に合わせてやってみよう!」「任せてください!」と思えるようになった。
仕事も「楽しい」ってやっとここ最近は思えるようになった。